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始業式とか

『どうにか間に合ったな・・・』

時間が過ぎると正門を閉められる
裏門に回ると生活指導が待ち構えている
全くもって厄介なトラップだ・・・
まぁ普段は遅刻の心配は無いんだがな

杏「ねぇ、トラ兄ちゃん」

『どうした?』

杏「さっきの人、どこ行ったの?」

言われてから気が付いた
居ない・・・だと・・・?
あの場所からここまで一直線なんだが・・・

『何処でどうやってはぐれたんだ・・・?』

杏「今から探しに・・・は行けないよね」

『さすがに間に合わないだろう
 仕方ない、生活指導のお世話になってもらおう』

こっちもギリギリだったんだ、許せよ
さて、クラス分けの確認をしてさっさと教室に

ミケ「トラー、やっぱり一緒だったよー」

『いつの間に確認してきたんだ』

杏「ボクも早く行かないと・・・」

ミケ「あ、今日って始業式だけだよね?」

『確かそうだったと思うが』

さすがに授業は明日からだろう
ただでさえ緩い学園なんだし・・・

ミケ「ちょっと買い物行きたいから付き合って」

『バイトの時間までならな』

杏「ボクも行けるよー」

ミケ「じゃあ放課後ね♪」

学年の違う杏と分かれて、自分のクラスへと向かう
ミケと同じ・・・同じ・・・
何組か聞いてねぇ
まぁ付いて行けば良いか・・・
ミケ「次の担任の先生は誰だろーね?」

『さぁ? 担任って言ってもHRだけだし
 誰でもさほど変わらないだろ』

ミケ「そうかなぁ・・・」

どうやら着いたようだ・・・が
何か嫌な予感がする

『ちょっと待て』

ドアとその周辺を注意深く見回す
何か糸のような物が伸びているのが見えた
この手口・・・アイツも同じクラスか
そのままドアを開けると、上から何かが落ちるトラップ
つまり、糸の伸びてない反対側から開ければ・・・

『この程度で掛かると思ったか、すp』

足が滑る
バラエティーのような見事なフォームでずっこける
糸の反対側に用意されていたのは・・・バナナの皮
バカな・・・こんな古典的な手で!?
仰向けに倒れ、真っ先に目に飛び込んで来た物は・・・

しましま
『・・・縞々』

ミケ「へっ? ・・・・・・~~~!?///」


────────


『いてぇ・・・思いっ切り蹴りやがって』

ミケ「か、勝手に見る方が悪い!///」

「先に言えば見ても良いのだー?」

ミケ「そういう問題じゃ無い!
   ・・・って、やっぱりあんたの仕業!?」

『コイツ以外に誰がやるんだよ』

スッピー
「スッピー参上、なのだー♪」

現状において学園一の問題児、スピカ
成績は上位に食い込み、運動神経も抜群
ファンクラブができる程の可愛さまで合わせ持つ
・・・のだが、性格がぶっ飛んでいる

スピカ「見事なコケっぷりだったのだ~」

『おかげ様で余計な追撃まで受けたんだが?』

スピカ「でも、良いもの見れたのだ?」

『・・・・・・ノーコメント』

相変わらず飾り気の無い・・・と、やめとこう
ものすごく視線が突き刺さってるしな

『それより、俺以外のヤツが掛かったら
 どうするつもりだったんだよ』

スピカ「大丈夫なのだ~
    トラ以外はあっち側開けたりしないのだ」

あの糸はフェイクか・・・
そりゃあ普通なら気付いて警戒したりしないよなぁ

『机には何も無いだろうな・・・』

スピカ「さすがに自由席の座る場所までは分からないのだ」

ミケ「そこまで分かってたら怖いよ・・・」

スピカ「だから代わりに、担任に仕掛けてあるのだ♪」

『担任って、誰が来るか知ってるのか?』

スピカ「知らないのだ」

さすがの大物だな
相手が誰か分からないのに仕掛けるとは
そのうち痛い目を見るような気もするが・・・

ミケ「噂をすれば、先生来たみたい」

何も知らない教師が、教室へと向かってくる
そして何を疑う事も無くドアを開く

スピカ「掛かったのだっ!」

トラップが発動し、黒板消しが落下する
そのまま教師の頭を直撃
───しなかった

スピカ「へっ?」

黒板消しは確かに落下した・・・が
教師に当たる直前、ほんの一瞬だけ雷光が走り
・・・黒板消しが消滅した
生徒は全員固まっている
無理も無いよなぁ・・・
まさか生活指導の白先生が来るとは思ってなかったし

「・・・スピカさん?」

しろ
「放課後、職員室まで来て下さいね?」

すぴか2
スピカ「」

スピカ・・・骨は拾ってやる
骨が残ると良いけどな


──────


「えーそれでは始業式を始めます」
「まず学園長の挨拶です・・・どうぞ」

学園長「皆さん、おはようございます
     春休みは楽しめたでしょうか?
     今日からは新しい学年、新しいクラスで


えんじょい
     エンジョイ!!


「「「「「エンジョイ!!」」」」」


学園長「オッケー、良い声だ」

教頭「オッケー、じゃねぇぇぇ!!

学園長「ぎゃふん!」

教頭「・・・ごほん! えーそれでは、
    明日からの予定について───」

毎回の事だが、学園長がアレで大丈夫なのか・・・?
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Author:レイ or 勇陽
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色々と動く事に。

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