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登校

『なんで初日からこんな事・・・!』

杏「トラ兄ちゃんが寝坊するからでしょ!?」

『寝坊じゃねぇ! 日付見てなかっただけだ!!』

杏「もっと酷いよ!?」

春先とはいえ、朝はまだ少し肌寒さが残る
・・・はずなのだが、走ってる俺達はむしろ暑いくらいだ
カレンダーくらい確認しておくべきだったか

杏「ボクが起こしに行かなかったら・・・」

『間違いなく、昼くらいまで寝てたな!』

杏「胸張って言わないでよ!」

アホな事を言い合ってるうちに
いつもの待ち合わせ場所が見えてきた
そして、ギリギリの時間なのに律儀に待ってる奴も
『悪い! ちょっと遅r』

けり
「そぉい!!」

『甘いっ!』

身を屈め、容赦無く飛んできた回し蹴りを回避する
予備動作で大体分かるんだよ
どれだけの付き合いだと思ってんだ・・・

杏「ミケ姉ちゃん、やっぱり待ってたんだ」

ミケ「遅いじゃない! 何やってたの!?」

杏「トラ兄ちゃんが寝坊して・・・」

『日付見てなかった』

ミケ「まだ休みだと思って夜更かしでもしてたんじゃない?」

『そういうわけでも無いぞ?』

ミケ「まぁ何でも良いけどねー
   とにかく、遅刻しないように早く行かないと!」

『また走るのか・・・』

ミケ・杏「誰のせいだっけ?」

『スミマセン』

ここからは一直線だし、このペースなら間に合うだろう
さすがにミケに付いて来いってのは無理あるしなぁ
校則で禁止されてなけりゃ自転車でも使うんだが・・・


───────


ミケ「クラス、どうなるかな?」

『どうせまた同じだろう』

ミケ「あれってどういう決め方してるんだろうねー」

俺とミケは、入学からここまでずっと同じクラスだ
生徒同士の関係まで全部見てるのかってくらいに
グループ毎がまとまってる場合が多い
本当に何を基準にしてるんだろうなぁ・・・

杏「良いなぁ・・・ボクも同じクラスになりたい」

『俺達に留年しろって言ってるようなもんだぞ?』

ミケ「トラはほんとに危なかったけどね」

『うるせぇ、昔の言葉とか知らねぇよ』

古文が赤点ギリギリだったからな・・・
内容が分からないわけじゃないんだが
どうしても眠くなるんだよなぁ・・・
またあの授業も聞かなきゃならないのはキツイ

ミケ「あたしが教えてあげよっか?」

『お前に教わるくらいなら補修受ける』

ミケ「折角の二人きりになれるチャンスなのにー」

『今更過ぎてそれくらい何とも思わねぇよ・・・』

ミケ「うわ、地味にきっつい、泣きそう」

『心にも無い事言ってんじゃねぇよ』

ミケ「うわーん、トラがいぢめるー」

杏「相変わらず仲良いね、二人とも・・・」

春休みを挟んだ程度じゃ何も変わらない
こういう感じが俺達の日常だよなぁ
走ってなければもっと良かったんだが・・・
あと本当はもう一人、一番騒がしいのが────

「うおおおぉぉぉ!」

杏「トラ兄ちゃん、前!?」

『はっ?』

何かにぶつかり、体勢が崩れる
ぶつかったのは・・・人?

ぶつかる
「ぐぇっ」

『っ・・・』

ミケ「ちょ・・・大丈夫!?」

『大丈夫だ、問題無い』

ミケ「いや、そっちの子」

スルーされた・・・
まぁこの程度でどうにかなる程ヤワじゃないが

杏「えっと・・・同じ学園、かな?」

『多分そうだと思うが』

「うーん・・・はっ!?」

ミケ「結構激しくぶつかってたけど、大丈夫?」

「えっ? えと・・・大丈夫ッス」

『立てるならいけるだろ』

「申し訳ないッス、急いでたもんで・・・」

ミケ「同じ学園なら、遅刻間近だもんねー」

「あぁ! そうッス遅刻ッスよ!?」

杏「ケガしてないなら、とにかく学園まで走らないと」

『はぁ・・・また走るのか』

ミケ「だから誰のせいだと・・・って
   言い合いしてる暇も惜しくなってきてるね」

『校門さえ通ればなんとかなるだろう』

早速日常が崩れた気もするが
まぁ、たまにはこういうのも良いか
・・・結構柔らかかったs

ミケ「・・・トラ、変な事考えてない?」

『なんでもないぞ?』

相変わらず妙な所で鋭いな・・・
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レイ or 勇陽

Author:レイ or 勇陽
ネコマタ杏です
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色々と動く事に。

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