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放課後

『やっぱ式だけだと楽で良いな』

ミケ「明日からは普通に授業あるけどねー」

『嫌な事を思い出させやがって・・・』

ミケ「それより、早く行こう♪」

『行くって・・・どこに?』

ミケ「酷い、忘れたの!?」

『一々オーバーリアクションするな
 さすがに覚えてる、買い物行くんだろ?』

ミケ「そうそう、早く行こ♪」

器用にコロコロと表情変えやがるなぁ・・・

『じゃあ杏呼んでくるから後で正門辺りな』

ミケ「はーい」
──────


杏を呼びに行くのは良いんだが
アイツのクラスも全く知らないままだったな・・・
このまま違う学年に紛れてうろうろしてるのも変だし
部活の方にでも向かってみるか


──────


学園の片隅にある小さな庭園
ここが杏の所属する園芸部の活動場所だ

みず
「~~♪」

鼻歌を奏でながら水を撒いている人が居る
ここに来ると毎回見る気がするんだが
よっぽど園芸が好きなんだろうなぁ・・・

「あら、トラ君?」

『お久しぶりっす、菫先輩』

園芸部の部長、菫さん
この人は一緒に居ても疲れないんだよなぁ

菫「今日はどうしたの?
  まだ実は生らないわよ」

『先輩に会いに来たんですよ』

菫「えっ!?」

菫「・・・もうっ! 何言ってるのよ!」

ちょっとからかったら良い反応をしてくれる
こういうのも新鮮で楽しいんだよなぁ
俺の周りはこんなタイプ居ないし・・・

『すいません、つい』

菫「はぁ・・・それで、本当は何の用事?」

『杏がこっちに来てないかと思って』

菫「杏君なら、さっき用事があるって
  帰って行ったわよ?」

入れ違いか・・・めんどくさいな
まぁ見付からないよりはマシか

菫「放課後の寄り道はあまり感心しないわね」

『まぁそんな固い事言わないで下さいよ
 なんなら、今度一緒にどっか行きます?』

菫「またそういう事言って・・・
  誰か本気にしちゃったらどうするのよ」

『その時はその時ですよ
 先輩くらいにしかこういう事言ってませんし』

菫「もうそういう手には乗らないわよ
  それより、待ち合わせてるんじゃないの?」

『そういえばそうでした・・・
 じゃあまた今度にしましょうか』

菫「ふふ・・・考えておいてあげるわ♪」

さすがに耐性付いてきたかな
次はもうちょっと変わった手を用意しておくか・・・


──────


『それで、何を買うんだ?』

ミケ「今日は「海の幸」の新曲が出るんだ~♪」

杏「最近人気出てきたよね」

『あれか・・・』

人気上昇中の魚介系ユニット「海の幸」
各自が好きな事をやってるだけなのに
何故か調和が取れるという謎めいた連中だ
頭を空っぽにして聞くと良いらしいが・・・
俺にはただのカオスにしか聞こえん

ミケ「後は適当に暇潰しかなぁ」

杏「じゃあ本屋寄って良いかな?」

『俺は暇さえ潰せれば何処でも良いぞ』

杏「今月号の「庭師の友」見ておかなきゃ」

ミケ「あー・・・あの毎回すごい事になってる?」

月刊誌「庭師の友」
園芸から工芸、果ては建築関係まで
庭で出来る事が片っ端から網羅された雑誌だ
ただし、毎回担当が変わるのか知らんが
月によって全くの別物になる
先月は絵本みたいな形で植物の育て方
先々月はライトノベルで陶芸の物語だったか

杏「今月はとある奇才のインタビューだったかな?」

『割とまともそうな回じゃないか?』

杏「多分数百ページの辞書みたいになると思う・・・」

ミケ「ほんとに月刊誌なんだよね?」

『週刊でそんなもん出されてたまるか』

杏「値段は据え置きだから助かるんだけどね~」

『マジでどんな環境で製作されてるんだよ・・・』


──────


各自目的を果たした後
適当にバカやりながら過ごして
気が付けばバイトの時間が近付いていた

『悪い、そろそろバイト行ってくるわ』

ミケ「もうそんな時間?」

杏「いつも大変そうだね・・・」

『慣れればそうでもないんだがな』

ミケ「あたしも何かやってみようかなぁ」

『多分、うちの同僚よりは
 ウェイトレスとか向いてると思うぞ・・・』

ミケ「そうなの?」

むしろ、何故アイツらに務まってるのかが謎だ

『まぁとりあえず行ってくるかな』

ミケ「いってらっしゃーい」

杏「黒さんには伝えとくねー」

『おう、頼んだ』
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レイ or 勇陽

Author:レイ or 勇陽
ネコマタ杏です
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色々と動く事に。

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